たかみな「普通なら恋愛なんて当たり前。でも我々は応援されない」
AKB48では2期生の増田有華さんが週刊文春にDA PUMPのISSAさんとの「お泊まり愛」を報じられ、12年12月にグループを脱退したばかりだ。しかしこの報道を受けて秋元氏は、ラジオ番組で「僕は一度も言ってないんですよ、恋愛禁止条例って」とグループのルールを根本から覆すような発言をしていた。
総監督の高橋みなみさんは秋元氏の発言に対し、「総監督として恋愛禁止を掲げる」と断固「恋愛禁止固持」の考えを示していた。ところが13年1月30日放送の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)で、高橋さんのこんな発言が流れた。
「普通の生活をしていたら、恋をするなんてのは当たり前で、むしろみんな応援するものじゃないですか。でも我々の恋は、応援されないですよね」
これは2月1日公開の映画「DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?」の1コマで、前後の文脈はわからないが、ここだけ聞くと「恋愛禁止」への鬱憤のようにも感じられる。
さらに高橋さん、大島優子さん、篠田麻里子さん、渡辺麻友さん、板野友美さんに対しての番組からの質問で、もし人生をやり直すなら「A もう一度AKB48に入りアイドルになる」「B 普通の女の子として一生を過ごす」どちらを選ぶかと聞かれたところ、篠田さん以外の4人がBを選んだ。
高橋さんは「別の立場から自分の人生を歩むのもいいと思う」、大島さんは「普通の女の子で過ごしてみて、レジ打ちとかしたい」、渡辺さんは「普通の学生として学生生活っていうのを送ってみたい」、板野さんは「青春をたくさんしたいと思う」とそれぞれ答えており、やはり恋愛も含めて「普通の女の子」への憧れが強いと推測される。
過去には次々と恋愛スキャンダルが発覚したモーニング娘。が、それを機に没落していったということもあり、たとえルール化されていなくてもアイドルに「恋愛禁止」は付き物だ。しかしメンバーがすでに「恋愛禁止疲れ」のようになっており、ファンの方は相次ぐスキャンダルに疲弊している。今回人気メンバーの峯岸さんが厳しい処分を受けたことで、AKBの秩序は守られるだろうか。