中国家電大手の海爾集団(ハイアール)の日本法人は、2012年の日本事業の売上高が前年の4.5倍にあたる483億円だったと、13年1月29日に発表した。
パナソニック傘下の三洋電機から買収した「AQUA(アクア)」ブランドの冷蔵庫や洗濯機事業の売上高が加わったことで大幅に増えた。アクアブランドの売上高は348億円。従来の「ハイアール」ブランドは135億円だった。アクアブランドの国内シェア(台数ベース)は洗濯機で約10%、冷蔵庫で約7%だった。
13年のアクアブランドの売上高は400億円、ハイアールブランドは160億円で、全体で560億円が目標。冷蔵庫や洗濯機以外の白物家電を投入し、増収を目指す。