ロックミュージシャン・hideさんのヒット曲「ピンクスパイダー」を、倖田來未さん(30)がカバーしたことがネットで話題になっている。
二人の関連が薄いことに加え、大胆なアレンジに戸惑ったhideのファンが多いようで、「ピンクスパイダーじゃない何かになってる」などと非難が続出している。
「これはピンクスパイダーじゃなくても良かった系のアレンジだな、、、」
問題の「ピンクスパイダー」は、倖田さんが2013年2月27日に発売予定のカバーアルバム「Color the Cover」の中に収録される。
これが発表されると、「なんでこの曲を使わないといけないの?リスペクトの欠片も感じられない。悔しくて涙とまらない」「俺らhide世代にとってどんな罰ゲームだよ殺意しか芽生えんわ」といったファンからのコメントがブログやツイッターなどに相次いだ。
二人の関連が薄い上に、プロモーションビデオには、監督の蜷川実花さんの熱望により、曲のストーリーと関係のない安野モヨコさんのマンガを原案として採用したという。こうしたことが、「リスペクトが感じられない」とする原因のようだ。
さらに、2013年1月24日からFMラジオでの放送が解禁されると、「きいてみたけどこれはひどい」という書き込みが加速した。「UKクラブミュージック風」というアレンジの難を指摘する人が多い。
「これはピンクスパイダーじゃなくても良かった系のアレンジだな、、、」
「今風に無難にアレンジしましたっていうのが、なんかやだね」
ピンクスパイダーは、hideさん急逝直後の1998年5月13日に発売され、100万枚超えを記録した。「世の中そんなに甘くはない」という挫折・失敗をうたっていて、hideさんの楽曲の中でも人気が高い。
過去にはロックバンド・RIZEほかさまざまなアーティストにより、カバーやリミックスをされてきた。それぞれに賛否両論が出たが、今回のように非難一辺倒というのは珍しい。