産経「違法行為したり、教師に暴力ふるったりする生徒に体罰は有効」
橋下市長は13年1月25日、ツイッターで「教育は教育の専門家だけでは引っ張れない。政治の力も必要」「日本は戦前の教育の反省から、教育行政と政治を完全分離した。このことで教育行政が機能しなくなった。バランスを取り直す時期に来た」と投稿していた。桜宮応援団の意見と対立する立場を示した形だ。
桜宮応援団は橋下市長に反対しながらも「体罰は許さない」という立場だった。一方、「体罰容認」という形で市長と反対の意見を表明する向きもある。
13年1月27日付の産経新聞には、「一定条件下の体罰」は容認してもいいのでは、というコラムが掲載された。
記事には、橋下市長をはじめ評論家やジャーナリストらが「あらゆる体罰の禁止」を打ち出しているが、卑怯な行為をしたり、違法、不法行為をしたりする生徒や、教師に暴力をふるう生徒に対しては、体罰はむしろ有効ではないか、と書かれている。
ただし、桜宮高校の問題に対しては、まじめに一生懸命やっていた生徒であること、何十発も殴ってけがをさせていることから、体罰ではなく暴力だったと糾弾している。