「パワフルで滑らかな加速はジェット機に乗っているかのよう」
さらに「大排気量車のようなパワフルで滑らかな加速はジェット機に乗っているかのよう」「エンジンはなくモーターなので、音や振動が少なく、車内は驚くほど静か。あらゆる速度域で高級車のような静粛性を実現した」と、リーフの優位性を説いている。燃費の良さとモーターならではのトルクの太さ、加速感はEVの独壇場と言える。
しかし、航続距離が伸びたとはいえ、一般的な利用でリーフの行動半径に不安が残るのは否めない。フル充電のまま東京を出発して、箱根(神奈川県)の山坂道を登って帰京するという一般的なドライブを、途中の充電なしにこなすのは今なお困難だ。世界の自動車メーカーの量産EVとして、最も実績があるのは、もちろん日産リーフだ。国内では三菱自動車が軽のEV「i-MiEV(アイ・ミーブ)」を市販しているが、世界戦略でリーフには及ばない。テコ入れを図るリーフの販売が日米で上向くか。世界のライバルが日産の行方を見守っている。