「受験生の今を考えるのか、未来を考えるのか」
一連の放送内容について橋下市長は、1月25日付のツイッターで、小倉氏を名指しして反論した。小倉氏は番組で「受験生のことを考えるべきだ」と一貫して主張し、入試中止に反対しているとしたうえで、「僕は受験生のことを一番考えて入試中止を教育委員会に要請した」と説明。「僕のところに上がってきている情報からすると、とてもではないが受験生を迎え入れる状況にはない」というのが理由のようだ。
さらに「小倉氏は桜宮高校の実態を知らないまま、受験のことだけを考えて発言し続けたのであろう。それは間違い」とバッサリ。その一方で「受験生を迎え入れる状況にない学校であれば、受験生を迎え入れてはいけない。これは当たり前のこと。これからの報道で小倉氏も考えが変わるだろう」との考えを示した。教育長との議論を公開した点については「批判を受けてでも、格好悪い状況が明らかになったとしても、議論をそのままオープンにする」と信念を貫く構えだ。
ただ1月25日時点で、小倉氏は「在校生や、これから桜宮高を目指す生徒のことをまず考えてあげるのが一番必要。そこがどうも納得いかないんですよね」と不満げな表情で話していた。橋下市長はさらにツイッターで「小倉さん、受験生の今を考えるのか、受験生の未来を考えるのか」と投げかけた。小倉氏は1月28日の放送でどんな言葉を返すだろうか。