「曽野氏はひねくれた正義の典型例」
一方、このコラムを受けて橋下市長は1月23日夜、入試中止に絡むマスコミ報道への反論に続き、曽野氏批判をツイッター上で展開する。橋下市長は12年10月末にも同じコラムで「謙虚さがない」などと同氏から指弾されていた。
「ひねくれた正義の典型例」「洞察力の薄い、薄っぺらな正義」。市長は23日のコラムをそう評した上で、
「曽野氏が言うところ、橋下は自分の影響で人が変えられると言う信念に基づいたバカらしい。バカとは直接に言っていないが彼女のひねくれた文章を読めば趣旨は分かる。しかしホント曽野氏は浅いね。と言うよりも桜宮高校の一連の問題を何も掴んでいない」
と切って捨てた。
続いて
「桜宮高校は変わらなければならないが、学校を変える当事者は教員や生徒や保護者であり、変えるための制度設計は教育委員会がすべき。僕が変えられるわけがない」
「僕は生徒に徹底的に考えてもらいたい。そして学校を変えてもらいたい」
と記した。
さらに橋下市長は、イジメ対策や教育委員会改革、学制改革などを議論する政府の「教育再生実行会議」のメンバーに曽野氏が加わっていることにも矛先を向ける。
「(教育で)人は変えられると思っていないなら、教育再生会議のメンバーを辞めるべきだ」
「とっとと教育の場から去って欲しいね」。
そうツイートし、よほど腹に据えかねるのか、翌24日午前にも同様の曽野氏批判のツイートを2本投稿している。