「ごめん、言ってるのが和民じゃなかったらうなずいてた」
ワタミでは2008年に入社2か月の新入社員が自殺した。2012年2月、長時間労働によるストレスが主な原因として労災認定されたが、同社は「報道されている勤務状況について当社の認識と異なっておりますので、今回の決定は遺憾であります」とのコメントを発表し、批判を受けて削除。渡邉氏もツイッターで「労災認定の件、大変残念です」「労務管理できていなかったとの認識は、ありません」「ワタミは天地神妙に誓ってブラック企業ではありません(原文ママ)」などと述べて、ネットで大きな議論を呼んだ。こうしたことから、同社は12年7月、「ブラック企業大賞2012」のウェブ投票で圧倒的な得票数でトップになり、「市民賞」も獲得した。
ただ、言っている内容自体は正論だとして、
「ごめん、言ってるのが和民じゃなかったらうなずいてた」
「別にいつも言っていることと本質は何も変わってない。至極まともな事実、経験則、実体験、考えを述べているだけ」
と言う人もいないわけではない。
渡邉氏の主張は以前からのもので、12年6月にも、「お金のために仕事をする。冗談じゃない。仕事は生きることそのもの」と講演会で語り、話題になっていた。