「有名人だからといって、どんなにからかってもいいのか」
こうした「悪ノリ」に異議を唱えたのが、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授の山口浩氏だ。
山口教授は13年1月18日、「『デスブログ』といういじめ」というタイトルでブログを更新した。「あるタレントのブログを『デスブログ』と呼ぶ人たちがいる」という書き出しで、「誰のブログであれ、特定のブログが『デスブログ』であるという科学的根拠はない。そのブログに何か書かれたことによってその対象に悪いことが起きる、という事実はない」などとして、大人のタレントだから、有名人だからといって、どんなにからかってもいいというのか、学校のクラスの特定の生徒や子役タレントに同じことが行われたら、いじめと受け取るのが常識的では、と糾弾している。
ブログのコメント欄には「見せ物として働いてその報酬を得ている。タレントという職業自体がイジメられっ子と似た性質を持っているんじゃないでしょうか。タレントのブログが晒し者になる事は自然な成り行きなのではないかと思います」「ただブログを書くだけでこれだけの反響をもらえるというのはタレント活動をしている人にとっては間違いなくプラスになる(おいしい)事です。そういう事が解らず過剰反応してイジメと捕らえるのは正義感の押し売り以上の何でもありません」「これはいじめではないか?という問いに答えられるのは当事者たる東原さんだけなのに、なぜに部外者がいじめか否かについてブログで読者(これもまた部外者)と語ろうとするのだろう?」など、山口氏に否定的な意見が多く書き込まれている。
一方ツイッターでは、「心の底からそう思う。恥を知れと言いたい」「これはその通りだ。多分、僕も言ったことあるような気がする。もうやめよう」「いじめそのもので見ていて不愉快という以前に、ちっとも面白くもないので、あれで騒いでいる連中はバカだと思っている」など、山口氏に賛同するツイートも多く、賛否両論で盛り上がっている。
当の東原さんは、今回このような形で話題になっていることについて、特にブログで言及していない。