「紙媒体に書くことだけにこだわる記者は数年後には仕事がない」
なお、木村社長のあいさつによると、朝日新聞が期待をかけているのが11年5月にスタートした「朝日新聞デジタル」。すでに有料会員数が8万を超え、13年春には10万人が達成できる見通しだという。木村社長は、記者に対しても、
「(紙媒体を中心とする編集部門は)デジタルを含む多彩な情報の発信部門へと大きく変わりました。記者活動のデジタル化もそのひとつです」
「新聞の締め切りは朝刊、夕刊の2回ではなく、24時間です。厳しい言い方になりますが、紙媒体に書くことだけにこだわる記者は数年後には仕事がない、くらいに思っていただかなければなりません」
と、紙媒体中心の意識を変えるように強く求めている。