鹿島灘の海上に隕石として落下した?
謎の光と爆発音について、天文関係者はツイッターや掲示板などで「火球ではないか」との見方を示している。
天文関連のソフトウェアや書籍の制作などを行っている「アストロアーツ」の公式サイトによると、「火球」とは非常に明るい流星のこと。流星は一般的に地上100~200キロメートルで発光し、70~90キロメートルで燃え尽き、消滅するが、火球は質量が大きいため消滅する高度がより低くなることが多いという。燃え尽きずに隕石として落下する場合もある。
また、流星研究家・愛好家の団体「日本流星研究会」の司馬康生さんのサイトでは、高速で落下する火球は大気に衝撃波を起こし、その波が遠雷のような音や、大砲を撃ったような大きな音となって地上に届くことがあり、窓ガラスが振動で割れてしまうこともあると解説されている。今回観測された「光」と「爆発音」は、火球の可能性が高そうだ。
自然現象の情報交換サイト「SonotaCo.JP」では、今回観測された火球は隕石として落下した可能性があり、鹿島灘(茨城県東部~千葉県東部)の海上に落ちたかもしれない、と書き込まれている。