「キラキラネーム」あまり差はなく
一方で、思い込みほどに差がないこともある。
一見して読めないような、いわゆる「キラキラネーム」は、不利と考えるかもしれない。しかし、採用関係者が「古風な名前が有利」と答えたのは、14.5%で、これは82.2%が「まったく差はない」としているのだ。もっとも、「有利」との答えはわずか3.3%だった。
男女雇用機会均等法が施行されて久しいが、「採用時に男女のいずれかを優先的に採用しているのではないか」と不安に感じることがあるかもしれない。調査では、「両者にまったく差はない」と答えた採用担当者は52.7%だった。ただ、「男性が有利」との答えも37.0%いた。「女性が有利」は10.3%だった。
就活生がよく悩んでいる、手書きの履歴書とパソコンで作成した履歴書のどちらが有利なのか、を聞いたところ、68.3%が「両者にまったく差はない」と答えた。一方、「手書き」と答えたのが、28.7%あった。「パソコン」は3.0%。多いとは言えないものの、手書きの履歴書を有利に扱う会社はあるらしい。
男女差や履歴書については、会社の特性なども関係がありそうだ。