就活「都市伝説」の意外な盲点 「職なし既卒者」は有利だった

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   「秋卒業より春卒業が有利」「内定があるより、ないほうが有利」「キラキラネームは就職に不利」。こういった就活の「都市伝説」を、気にしている就活生もいるはず。

   しかし、根拠のはっきりしない思い込みが、盲点になるかもしれないようなのだ。

「内定なしが有利」と答えた採用関係者は、24.6%

就活で「職なし既卒者は有利」なことがわかった(写真はイメージ)
就活で「職なし既卒者は有利」なことがわかった(写真はイメージ)

   インターネット保険のライフネット生命保険が新卒採用関係者への意識調査を実施、その結果を2013年1月15日に発表した。

   調査では、卒業はしたものの就活を続けている既卒者(1年目)と、短いながらも業務に就いたことのある第二新卒(1社目を1年未満で退職)のどちらが有利か、聞いた。

   それなら、第二新卒の方が有利――。こう考える人はいるだろうか。ところが、採用関係者で「第二新卒が有利」と答えたのは2.8%。なんと、38.3%が「既卒者が有利」と答えたのだ。

   調査によると、採用担当者の悩みの64%が「早期離職などのミスマッチ」という。それだけに、採用してもすぐに辞めてしまった学生への目は厳しいということのようなのだ。

   また、就活生からは、「多くの内定をもらっている人と内定ゼロの人との二極化がある」との声を聞くが、採用担当者は内定の獲得状況をどうみているのだろう――。

   この点についても、内定の多い人の方が優秀だからと、思い込んではいけない。調査では、「他社の内定を保留中の学生が有利」とするのは6.2%、「他社の内定なしが有利」は24.6%と、他社の内定を得ていない学生が有利に扱われる傾向が見受けられたという。

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