マツダのSUVは市場でも評価
インプレッサはモデルチェンジで新開発の水平対向エンジンを搭載。低燃費性能を高めたほか、衝突防止の運転支援システム「アイサイト」が人気を呼んだ。スバルディーラー関係者によると、「走りの良さに加え、兄貴分のレガシィよりも車格的に割安感があるのがインプレッサが伸びた理由」という。インプレッサは米国市場でも人気が続いている。
このほか、マツダはニューモデルのSUV(スポーツ多目的車)、CX-5が24位にランクイン。マツダは25位の日産ジューク、28位の日産エクストレイルを抑え、「SUV首位」になった。CX-5はマツダが新開発のディーゼルエンジンを搭載し、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。マツダが「スカイアクティブ」と呼ぶ低燃費技術を搭載し、社運をかけたSUVは、市場でも評価されていることが裏付けられた。
新聞各紙は日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表データを基に、登録車と軽自動車を合算したランキングを報じている。首位はトヨタプリウス、2位はトヨタアクアで変わらないが、3位はダイハツの「ミラ」、4位はホンダの「N BOX」、6位はスズキの「ワゴンR」など、軽がトップ10のうち6台を占めた。軽は車両価格だけでなく、税制や高速道路の料金が登録車と異なるため、両者は一概に比較しにくい。メーカーの実力や人気車種を測るには、両者を別カテゴリーに分けて比較した方がユーザーにはわかりやすいだろう。