東京スカイツリー(東京・墨田区)を運営する東武タワースカイツリーは2013年1月16日、ツリーからの落雪で近くの住宅の屋根が破損した可能性があり、修繕費を負担したと発表した。
破損があったのはツリー南側約100メートルの一戸建て住宅で、住人から巡回中の警備員に「落雪でベランダの屋根が壊れた」との申し出があった。確認するとアクリル製の屋根に約30センチの穴が開いており、ベランダには直径5センチほどの氷の塊が落ちていたという。
スカイツリーでは建築中の12年冬にも、民家の屋根が破損したりガラスが割れたりといった、落雪が原因とされる被害が4件報告されており、今冬は監視カメラの増設や警備員の増強などの対策をしている。