高校サッカー決勝戦がセンター試験の日 受験生選手が1人もいない理由とは?

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例年ならサッカー部員はセンター試験を受けていた

   サッカーの名門、鵬翔の事務局に話を聞いてみると、サッカー部に登録されている3年生は13人いて、試合に出場する選手は、サッカー推薦や指定校推薦で既に大学入試に合格しているのだという。センター試験を受ける部員は2人いるが、もともと試合には出場しないメンバーだということだった。

「当校のサッカー部員で試合に出場する選手の場合は、推薦で大学入学が決まるというのが通例のため、センター試験を受けるという話しはあまり聞きませんね」

と事務局では話している。

   京都橘の場合はどうなのか。同校事務局によれば、同校にはクラブ・生徒会活動などに積極的に参加し個性豊かに総合的な学力をつける総合進学コース、文系・理系の国公立・難関私立大学をめざす英数特進コース、難関国公立大学への進学をめざす国公立特進コースの3コースが設けられていて、サッカーなどの運動部員は主に総合進学コースを選ぶのだという。そして、このコースは推薦で大学に進学する生徒が多く、今回のサッカー部に在籍している3年生13人も推薦で合格しているため、センター試験を受ける必要がないのだそうだ。ただし、

「例年であればサッカー部員もセンター試験を受けて進学していますし、今回のように推薦が決まって、誰も受けないのはめったにないことだと思います」

と打ち明ける。こうした大雪による順延と、センター試験の日に行われることになった珍しい決勝戦は、1月19日の午後12時過ぎにキックオフとなる。

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