巨大派閥「軍団山本」で後輩芸人の面倒を見ていた
山本さんの復帰を心待ちにしているのは東国原氏だけではない。
元相方の加藤さんは13年1月4日放送のラジオ番組「Wanted!!」(TBSラジオ系)で、「山本さんがいなくなってからもう6年半だからね。もういいだろって話なんだけどね。許してくださいよ~って気持ちは俺はあんだけど」「年内に戻れりゃいいなーとは思ってんだけどさ」と語った。
ロンドンブーツ1号2号の田村さんもこの発言を受け、1月5日にツイッターで「復帰にあたっては様々な意見が出ると思いますが、僕は強く復帰を望みます!僕が唯一師と仰げる人です…早くおかえりなさいって言葉をかけたいです」と投稿。お笑い芸人のたむらけんじさんも「僕も帰って来て欲しい!吉本若手芸人はほとんどがそう思ってるはず!」、ヒロシさんも「『お前が復帰しろよ!』的な事を言われそうですが、僕も山本さんが復帰する事を強く望んでいます」とツイートしている。
ツイッターでは、一ファンが作った「山本圭一復活応援アカウント(@YamasanFukkatsu)」というアカウントも存在し、ハッシュタグ「#極楽山さんをTwitterで呼び戻そう」は復帰を望むファンのツイートでにぎわっている。
山本さんはなぜここまで慕われているのだろうか。山本さんは吉本興業所属時、東京吉本の若手芸人で構成された「軍団山本」という派閥の長だった。構成員は田村淳さん、ココリコの遠藤章造さんをはじめ、ペナルティの2人、品川庄司の庄司智春さんら100人以上で、芸能界最大派閥とも言われていた。無名の若手芸人にも声をかけ、飲食をおごったり、結婚式があれば祝儀を奮発するなど、面倒を見ていたという。
また、ファンのツイートを見てみると、最近のお笑いに不満を持ち、山本さんの芸や極楽とんぼ2人のコントを面白いと思っている人が多いようだ。「山さんで、またおもいっきり笑いたいなー」「加藤とのコントまた見たい」「あんなコント作れるのは極楽とんぼしかいない」などの書き込みがある。「『極楽とんぼの山本さん』が復帰しなければ、今年の『お笑い界』は「雑音以下の存在」になる」とまで言い切るツイートも見られる。