日本にも「メイカーズ革命」がやってきた PCとネットで誰でも「ものづくり」

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3Dプリンターは「魔法の杖」

   クリス・アンダーソン氏は著書「MAKERS」の中で、「デスクトップ」でのものづくりに必要なデジタルツールを紹介している。

   画面上で自分のアイデアを表現(デザイン)するための道具として「CADシステム」は必要で、「ものづくりのワープロソフトのようなもの」という。

   また、立体物を出力する「3Dプリンター」があれば、究極の試作ツールをつくれる。アンダーソン氏は3Dプリンターをメイカームーブメントの象徴的存在とし、「魔法の杖になる」としている。

   立体物のデータを読み取る「3Dスキャナー」と、プラスチックや金属、木材などを切り出して加工する「CNC装置」、強力なレーザーで素材に模様を描き出す「レーザーカッター」は手元になくてもよいが、あれば万全。たしかに、最近はレーザーカッターや3Dプリンターといった工作機器は性能がよくなり、専門的な訓練を受けたことがない人でも扱いやすくなっている。

   「ものづくり」が、ぐんと身近になってきた。

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