TBS系の人気番組「世界ふしぎ発見!」に出演している板東英二さん(72) の姿や声が全て消去され、2013年1月12日に同番組が放送されたが、ネットでは「神編集だ!」「TBSお得意の技術だ!」などと絶賛する人が多く、全く違和感なく視聴できたと盛りあがっている。
一方で煽りを受けてしまったのは黒柳徹子さん(79)で、板東さんとの掛け合いが一つのウリだったため、放送予定だった黒柳さんのトークが大幅にカットされた、などと残念がっている人もいる。
TBSの番組編集は「神編集だった」とネットで絶賛
元プロ野球選手でタレントの板東英二さんは、以前社長を務めていた個人事務所に対し所得隠しを指示していた、とする報道が12年12月にあった。架空外注を主導したり、倒産した会社に現金を貸したように見せかけ、回収不能として経費に計上したりしていた、という悪質なもので、名古屋国税局は7年間で8000万円の申告漏れを指摘した。
これを受け、各テレビ局は板東さん出演の番組の放送中止や、延期を発表した。TBSは12年12月29日に板東さんがレギュラー回答者になっている「世界ふしぎ発見!」について、13年最初の放送となる1月12日放送分を含む収録済みの4回分を、板東さんが映っている場面をカットして放送すると発表。復帰については未定とした。
そして12日に放送があったわけだが、番組の最後に
「板東英二さんは出演を控えさせていただきました」
というテロップが流れるまで、板東さんの姿や声が消される編集が行われていることに気がつかなかった、という人が続出し、
「すごく自然な形で番組進行してたよ。こういう事やらせるとTBSはうまいな」
「板東いないなー、と思ったら編集だったのかw 完全に居なかったし、すげー技術だなw」
「世界の不思議より、板東を発見するほうが難しい」
などとTBSの「神編集」に賞賛の声が挙がり、ネットで大きな話題になった。
改めてその番組を見てみると、いつもは回答者が7人いるが、6人しか映っていない。解答を書いたパネルはいつも7枚映し出されるが、出しているのは6枚だけ。板東さんの席はテレビモニターに向かっていつも一番左だが、そこを上手にカットしていて、たまに板東さんが座っているだろう7つ目の席の端の部分や、問題の正解者に与えられる「ヒトシ君人形」がチラリと見えるのだが、確かに全体的に違和感のない映像になっている。
そんな「神編集」だったのだが、視聴者の中には、別の違和感を覚えた人もいたようだ。