AKB48を卒業する河西智美さんの写真集の発売が「白紙」になる可能性がでていることをめぐり、よしりんこと漫画家の小林よしのりさん(59)が、2013年1月12日のブログで激怒している。「この国のヒステリック・バッシングの流行は、常軌を逸してるんじゃないか?」と不満を炸裂させた。
河西さんの写真集「とものこと、好き?」は、2013年2月4日発売予定だった。ところが、上半身裸の胸を男児の手で覆い隠した表紙用の写真が「読者に不快感を与える」と判断されて、発売予定が白紙に戻ったと12日、朝日新聞などが伝えている。
「乳房と性器は全然違う」
小林さんは問題となっている写真をみたとき、
「聖母と天使の宗教画みたいで、少し残念。微笑ましいという感覚が、エロを減殺してる。『まさか』のCDジャケットの方が悩殺的だなと思った」
そうで、「手ブラ」をしている子どものほうには意識がいかなかったという。
そのため、ささやかれる「児童ポルノ」への抵触説に「これがポルノ?これが男児虐待?」と疑問を呈した。そして、「乳房と性器は全然違うだろう。しかも表現方法によって、感じ方も違ってくる」と反論。写真が、「ポルノ」「卑猥」「ポルノに子供を巻き込んでる」に見えるのは、見る人が猥褻な感受性を持っているからだろうと書いた。
小林さんはこれまでも河西さんのことを熱心に擁護してきた。あくまで写真集の発売を切望しているようで、こう締めくくっている。
「写真集はあくまでも河西智美のファンしか買わないのだ。パブリックな場に出回る写真ではない。写真集くらい発売しなさいよ。わしはファンとして、待っていたのだから」