米国では残酷だとしてフカヒレを禁止する動きも
人工と表示されない場合には問題があるとしても、こういった人工フカヒレがすべて「悪」というわけではない。フカヒレの供給量は不足していて、価格が高騰している。国際条約による保護に加え、乱獲もあって量の確保が非常に困難になっている。また、サメからフカヒレをとるのは残酷だとしてフカヒレを禁止する動きもアメリカで出ている。米カリフォルニア州では2013年7月1日から、中華スープなどに使われる高級食材フカヒレの所持・販売が全面的に禁じられる。これはハワイ州などに続く措置だ。
こうした流れを受けて、人工フカヒレは代替品として需要を伸ばした側面もあるようだ。
「人工的に作れて美味いならもうそれでいいんじゃないの?」
「ちゃんと、これは本物のフカヒレではなくニセモノですってアナウンスすればね」
こうした意見も、ネットでは複数見られた。