「ぼっちは嫌、食事に付き合って…」 新サービス「レンタルフレンド」とは

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   友達がなかなかできず、1人で行動することが多くなってしまう、通称「ぼっち」を自認する人が最近増えている。かつて「ぼっち」を気にする学生がトイレの個室で飲食する「便所飯」というのが話題になったこともある。

   そんな中、依頼を受けて友人の代わりを務める「レンタルフレンド」というサービスがインターネット上で新たな関心を呼んでいる。いったいどんなサービスなのか。

若年層は友達がいない、中年層は心の触れ合いを求めている

   以前から、結婚式・披露宴などに友人として出席するという代行業はあったが、ショッピングや食事など、日常生活を友人と過ごしたい、という人が、便利屋に依頼をする例が増えているそうだ。

   2009年に設立した女性スタッフだけの便利屋「クライアントパートナーズ」も、そうした依頼を請け負っている。代表取締役の安倍真紀さんによると、もともと「レンタルフレンド」や「友人代行」というサービスをやろうと思って始めたわけではなく、ニーズに応えていく中でサービスが生まれたという。

   具体的には、「ディズニーランドに行きたい」「新しくできた施設に行きたい」「レストランで食事したい」「映画に行きたい」「話し相手になってほしい」などの依頼が寄せられるそうだ。

   「ぼっち」と呼ばれるのは主に大学生だが、依頼主は老若男女さまざま。若年層は物理的に友達がいないという悩み、中年層は他人との心の触れ合いがなく寂しい、という気持ちを抱えているという。隣近所の助け合いが減ったり、コミュニケーションを苦手とする人が増えたりという現状で、依頼は徐々に増えている。

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