弁護士「児童ポルノ法に抵触する可能性」
結果として、スポーツ紙などは、講談社が「不適切」と判断した表紙写真を紙面に載せてしまったことになる。中には、「男の子がうらやましい…」などと写真にキャプションを付けた夕刊紙もあった。
このことについて、ネット上でも、疑問の声が出ており、落合洋司弁護士は、ツイッターで、児童が他人の乳首を触って性欲を刺激することを禁じる児童ポルノ法に抵触する可能性があるとして、「そもそも、この写真を掲載した媒体の責任も発生しているだろう」と指摘した。
スポーツ紙各紙は、講談社の差し替え発表についてサイト上の記事で報じているが、自ら写真を載せてしまったことについては、まだ説明していない。ただ、サイト記事に載った写真については、説明はないものの、事後的に削除しているようだ。
いくつかスポーツ紙に取材すると、報知新聞社の総務局と産経新聞社の広報部では、それぞれ「編集方針についてのコメントは差し控えさせていただきます」「編集に関することについてはお答えできません」とだけコメントした。スポーツニッポンの編集局では、電話に出た男性スタッフが「お答えする必要はないと思います。当社の編集方針なので、答えられません」と話し、一方的に電話を切られてしまった。