ボストンJAL機の燃料漏れより危なかった?
13年1月8日にJAL機がボストン機に起こしたトラブルは、燃料タンクの間をつなぐパイプに設けられたバルブが何らかの不具合で閉じられておらず、燃料が外に押し出されたことが原因だとみられているが、今回改修された不具合はエンジンに近い場所で発生しており、より危険性が高かったとみられる。
787をめぐっては、1月7日にもJAL機がボストン空港で火災を起こしている。機体後方にあったリチウムイオン電池から発火したのが原因で、この電池は日本のバッテリーメーカーのジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ、京都市)が製造している。米運輸安全委員会(NYSB)は、バッテリーの焼損が「深刻」だとした上で、火災発生から消火までに40分かかったことを指摘するなど、重大な関心を寄せている。