大相撲史上最多の優勝32回を誇る横綱・大鵬らを生んだ二所ノ関部屋が、2013年1月13日から始まる初場所を最後に閉鎖されることが、NHKの報道などでわかった。
二所ノ関親方(元関脇・金剛)が12年秋から病気療養中のため指導ができず、後継者も見つからないことから、部屋の運営が難しくなっているという。
現在部屋付きの親方3人と三段目以下の力士が3人、行司と床山が1人ずつ在籍しているが、移籍先は未定。力士3人は引退の意向を固めたとの報道もある。
二所ノ関部屋は1909年創設で、横綱は大鵬の他にも32代の玉錦、元関脇では相撲解説で親しまれた神風、玉ノ海、後にプロレスラーとなった力道山らを輩出した。