政府は、安倍政権で初めてとなる経済財政諮問会議を、2013年1月9日に開いた。この会議が開かれたのは3年半ぶり。安倍政権が最優先課題とするデフレ脱却や円高是正に向けた具体策のほか、中長期的な経済財政問題について議論する。
会議には日本銀行の白川方明総裁もメンバーとして出席。安倍首相は金融政策について、「政府と日銀の連携をさらに深化させていきたい。衆院選を通じて求めてきた2%の物価上昇率の目標を日銀は十分踏まえて金融政策をお願いしたい」と表明した。
なお、日銀は1月21、22両日に次回の金融政策決定会合を予定。2%の物価目標を共有する政府・日銀の共同文書をまとめるとみられている。