ムスカ大佐も「流行のランドセルは嫌いですか?」
昭和のアニメの悪役キャラクターからランドセルが届くのは今回にはじまった話ではない。
徳島県の児童養護施設「阿波国慈恵院」には12年11月25日に、天空の城ラピュタのキャラクター「ムスカ大佐」を名乗る人物が「ランドセルを届けていた。ムスカはラピュタ王の座を狙いヒロインを追い回す悪役で、「人がゴミのようだ」といった独特のセリフがネットで人気を博している。朝日新聞徳島総局のツイッターによると、ムスカの口調を模したこんな手紙が添えられていたそうだ。
「Dear:これから小学校へ入学する君達へあっはっは。学校へ行こうというのかね。これから君達の入学を祝って、諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね。
これから君達に最高のランドセルを見せてあげよう。このランドセルは君達につけてもらうのをずっと待っていたのだ。ランドセルの『ラン』は『阿波国慈恵院』、『ドセル』は「神様」という意味だ。君達にはこれをつける権利がある。
このランドセルは心ばかりのお礼だ。ちょっと早いクリスマスプレゼントだと思って、とっておきたまえ。君達が大人になる15年間、お礼は待ってあげよう。そして、15年後のお礼は君達の後輩達に届けてあげたまえ。さあ、何をためらうのです。つけてみなさい。
P.S 流行りのランドセルは嫌いですか? From:Romuska Palo Ur Laputa(完)」
こうした流れを受けネットでは、「なつかしアニメ寄付シリーズ化しそうだよな」「それはそれで、いい風潮だよな」といった期待も語られていた。