次の日銀総裁は誰か 有力候補に武藤敏郎、岩田規久男らの名前

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「第三極」との提携の試金石に

   ただ、与党が参院では過半数を持たない「ねじれ国会」で、どう「多数派」を形成するかは不透明だ。白川総裁の任期は4月8日までだが、山口広秀、西村清彦両副総裁の任期は3月19日に満了となるので、それまでに正副総裁セットで人事案を決め、国会に提案することになる見込み。

   参院で自公は計102議席で、過半数に16足りない。参院第1党の民主党との合意を目指すか、「第三極」と連携するかが大きな分かれ道になる。

   安倍首相は就任前から「みんなの党はわれわれと同じ金融政策。日本維新の会も基本的に同じだ」と語っている。参院でみんなの党が11議席、維新が3議席持ち、新党改革なども抱き込めば過半数が見えてくる。

   ただし、みんなの党の渡辺喜美代表が「財務次官OBの日銀総裁への天下りには反対する」と語るように、みんなの党も維新も、「反財務省」の立場だけに、武藤氏などには難色を示す可能性が高い。

   「ねじれ国会の与野党の合意形成の試金石」(霞が関筋)とも目される日銀総裁人事だが、一筋縄ではいきそうもない。

1 2 3
姉妹サイト