親族から政治的圧力がかかったことも強く否定
有名人だから逃げたりしないと考えたのかについては、沼津署の副署長は、「そんなことはないです」とし、千野志麻アナの親族から政治的圧力がかかったことも強く否定した。
警察が逮捕しなかったことについて、板倉宏日大名誉教授(刑法)は、こうみる。
「千野さんは、事故後すぐに警察に110番通報していますし、重大な過失があったとも言えません。ですから、警察は、逮捕する必要がないと判断したのでは。送検されても、略式起訴されて、50万円の罰金になると思います。任意保険なども入っているでしょうから、ほかに千野さんの経済的負担はないはずですよ」
被害者の男性に車の陰から飛び出すなどの過失があったかは分かっていないが、板倉名誉教授は、「たとえ被害者が全然悪くなかったとしても、今回は逮捕しないでしょう」と言う。
報道によると、千野アナは2013年1月6日夕、被害者男性の通夜に参列し、事故後初めて報道陣の前に姿を見せた。記者らに10秒以上深々と頭を下げたが、問いかけには「申し訳ありませんでした」と言うのみだったという。
ネット上では、千野アナが説明すべきだとの声は強い。しかし、現在は事故を起こしたことで憔悴し切っていると報じられており、記者会見の予定などは明らかにされていない。