死亡事故の千野アナどうなるのか 略式起訴されて、50万円の罰金?

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   チノパンこと元フジテレビの千野志麻(しお)アナ(35)が起こした死亡事故を巡って、「なんで逮捕されないんだ?」といった不満や疑問がネット上で相次いでいる。ただ、警察は「重大な過失がないと逮捕しない」と説明している。この後処分はどうなるのか。

   千野アナが2013年1月2日夕に事故を起こして5日経ったが、ネット上では、書き込みが絶えず、炎上状態になったままだ。

「重大な過失がないと、通常は逮捕しません」

   事故の状況についての詳しい報道はなく、千野アナからも説明もない。事故翌日にホームページ上で謝罪したが、それも削除され、沈黙が続いている。

   報道で分かったのは、千野アナが静岡県沼津市のシティホテル駐車場内で、SUV車を運転して通路を右折したところ、歩いていた長野県在住の看護師男性(38)と接触し、男性はそのまま車の前に倒れて胸や腹をひかれてしまったというだけだ。その後の報道によると、千野アナの不注意が原因で男性に気づかなかったとして、沼津署が千野アナを自動車運転過失致死の疑いで書類送検する方針を固めた。送検されれば、千野アナは容疑者の呼称で呼ばれることにもなる。

   死亡事故を起こした場合、加害者が逮捕されたというニュースがしばしば流れている。それだけに、ネット上では、千野アナの場合はなぜ逮捕されないのか疑問が多いようだ。千野アナの父親が沼津市議をしており、夫は福田康夫元首相のおいであることなどから、警察に圧力がかかったのではとの根拠のない憶測まで出ている。

   逮捕しない理由について、沼津署の副署長は、取材に対し、「理由は特に発表していません」としながらも、こう説明した。

「重大な過失がないと、通常は逮捕しません。今回は、逃走や証拠隠滅の恐れもなく、様々な状況を考え合わせて判断しました」
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