「フェイスブックのフレンド数を採用基準にする企業と一緒」
京大生とみられる人物のツイッターアカウントも猛反発している。
「結局のところ恋愛経験までもを入試のハードルを下げる条件にするってことは、人間関係が他の価値と交換可能だと言ってるようなものなんだよな。『入試の為に恋愛する』位普通に起こりそう。これは顔本(編注:フェイスブック)でフレンドがどれ位いるかどうかを採用の基準にする企業と一緒。死ね。人間関係はクーポンじゃねえ」
京大では12年11月24日に入試改革検討本部を設置。学部ごとに「京大方式特色入試」の検討を進めている。京大広報室は7日、J-CASTニュースの取材に対して、松本総長の話の真意をこう説明した。
「受験に関係がなくても、音楽や体育などの教科もきちんとやり、いろんなことを経験して幅広い教養を身につけ、大学で勉強するための人間的基礎をもって入学してきて欲しいという趣旨です」
その上で、恋愛をはじめとする人間関係を入試で評価するのかについては、「『人間関係の評価が5です』と点数をつけるのは難しい」との見方を示した。
ネットにも、改革を「やっとか アメリカでは当たり前」などと肯定する人もいないわけではない。また、ノーベル賞を受賞した同大の山中伸弥教授を引き合いに出して、「(山中教授は)コミュ力(編注:コミュニケーション能力のこと)の塊じゃん」「山中教授は中学のころから今の嫁と付き合ってるしね」と指摘する人も複数いた。