Googleマップ上に、「お相撲さん」たちがずらりと出現する。「ストリートビュー」で両国国技館を表示すると、建物前で横綱・白鵬関を始め70人近くの力士たちが「お出迎え」してくれるようになるというのだ。
Googleによれば遅くとも2013年中には閲覧可能になるとのことで、ユニークな企画に、内外のネットユーザーたちも公開を心待ちにしている。
世界中のユーザーを白鵬らがお出迎え
ストリートビューでは近年、美術館や博物館、あるいはテーマパークなど各種施設とコラボレーションする「パートナープログラム」を実施していて、まるで本当にその施設に出かけたような気分が味わえる。たとえば仏ディズニーランド・リゾート・パリでは屋外施設のほぼすべてがストリートビューに対応しており、ユーザーは自由にパークの中を「歩く」ことができる。
2012年12月25日、国技館でもこの「パートナープログラム」のための撮影が行われ、十両以上の力士たちがほぼ全員集合、建物前に横一列に並んだ状態でストリートビュー用の特殊カメラのレンズに収まった。正確な時期などは未定とのことだが、この撮影データが反映され次第、世界中のユーザーがGoogleマップ上で力士たちと「会う」ことができるようになるという。
「これすごい。仕上がりが楽しみ」
日本ユーザーからもこの試みは好評で、撮影の様子を紹介した朝日新聞記者のツイートは27日までに2000回以上もリツイートされ、
「こういう、狙ったストリートビューの撮影って面白いなあ」
「これから時々国技館チェックしようw」
といったつぶやきが相次いだ。海外でもこの話題が報じられており、ツイッターでは、
「クール! これはチェックしないと」
「見られるようになるのが待ちきれないよ」
と公開を待ち焦がれる声が相次いでいる。