「第54回輝く!日本レコード大賞」の最終選考会と授賞式が2012年12月30日に行われ、AKB48が11年に引き続き大賞を受賞、2連覇を果たした。
制定委員長で音楽家の服部克久氏が、「これが歌謡界の現状」と発言する一幕もあった。視聴者の中には「AKBが受賞することへの皮肉か?」と見る人もいて、波紋を呼んでいる。
「意味深」「皮肉」と取る視聴者が続出
服部氏は大賞受賞者を発表する前に、司会から総評を求められ、こう発言した。
「歌謡曲からヒップホップまで、本当に幅広い音楽を聞いていただいたと思います。これが今の日本の歌謡界の現状で、今日3時間聞いていただいてすっかりその現状が把握できたと思います。お楽しみいただけましたでしょうか」
客席からは拍手が起こり、その後、服部氏から「AKB48」の名前が呼ばれた。
この発言について会場では特に問題視されていなかったようだが、視聴者の中からはツイッターで「歌謡界の現状(意味深)」「皆さんこれが現在の日本の歌謡界の現状です(皮肉)」「『これが日本の現状です』レコ大意味ないって言ってるのと同義かな?」などと書き込む人が続出した。