母親の生活保護受給が問題となったお笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんが2012年12月29日、「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)に約1年ぶりに復帰した。2004年の初回放送から出演しており、ほぼレギュラー扱いだったが、5月の騒動の影響があってか前回6月23日の放送には出演しなかった。今回復帰するにあたり、これまで多用していた「おかんの恋愛」などの家族ネタを使うかどうかに注目が集まっていた。
記者会見後は山梨県の寺にお参りに
河本さんは指名されると、「知らない方もいらっしゃると思うんで」と前置きしながら、「5月にでっかい記者会見開きまして」と語り始めた。5月25日に吉本興業東京本部で開いた、母親の生活保護受給問題についての会見のことだ。
(この問題に絡んで)さまざまなことを言われ精神的ダメージが大きかったため、お参りをするため山梨県の寺に後輩を連れて行ったという。
本堂にたどり着くまでに約500段の階段を上る必要があり、無言で登るのはきついからと交代で段数を数えながら進むことに。途中で偶然会った50代の夫婦に「河本さんですよね」と気づかれたが、「いろいろあってお参りしようかなと思ってる」と応じると、「大変やったね。でもがんばってよ」と励まされた。
ところがその後も、その夫婦から「そういえばこの間、河本さんを目黒でみましたよ。私も目黒に引っ越してきまして」などと何度も話しかけられた。夫婦が詳細な住所の数字を話題にし始めたところで、階段を数えていた河本さんは、「数字いわないで!」と思ったという。
話題として触れつつも「生活保護」という言葉を出さない形で、河本さんの「すべらない話」は終わった。松本人志さんは、「ありがたいことやけどね。声かけてもらってな。ごくろうさまでした」というコメントでまとめた。