台湾の銀行大手、東京スター銀行と買収交渉 海外勢で初

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   台湾大手の中国信託商業銀行が、東京に本店を置く地方銀行の東京スター銀行の買収に向け株主と交渉を進めていることがわかった、と2012年12月30日付の日本経済新聞が報じた。東京スター銀行の株主である米投資ファンドのローンスターや新生銀行などから、ほぼすべての株式を約500億円で買い取る。

   これまで米リップルウッドやサーベラス、ローンスターなど投資ファンドが邦銀を買収した例はあるが、実現すれば、外銀が邦銀を買収する初のケースになる。

   中国信託は台湾・台北に本社を構える大手銀行で、香港やインド、ベトナムなどアジアを中心に拠点を有する。東京スター銀行を買収し、日本での取引を拡大して国際業務の収益を高める計画。

   東京スター銀行は1999年に経営破たんした東京相和銀行が前身。東京のほか、大阪、名古屋、福岡に支店をもつ。現在は、米ローンスターや新生銀行などが組成した特別目的会社「シャイニング・スター合同会社」と「アライド・ホールディングス合同会社」が株式を取得。ローンスターが実質的な筆頭株主になっている。

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