イギリスの人気テレビ番組「サンダーバード」の制作者のジェリー・アンダーソンさんが、現地時間2012年12月26日、死去した。83歳だった。
1955年に映像製作会社「APフィルムズ」を設立。パペット操り人形に人間のような動作や表情をさせ、特撮を駆使してリアル感を演出する表現手法「スーパーマリオネーション」を編み出し、人形劇を次々と世に送り出した。
とりわけ、1965年に放送開始した「サンダーバード」シリーズは、「国際救助隊」がスーパーメカを駆使して危機に瀕した人々を救うストーリーが世界中で人気となり、日本でも繰り返し放送された。
公式ウェブサイトによると、アンダーソンさんは、2010年にアルツハイマー病を発症。ここ半年ほどで体調の悪化が進み、介護施設で療養していた。