安倍氏、IT企業と急接近 三木谷「新経連」の重み増す

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経団連・米倉会長と安倍総裁はぎくしゃく?

   日本経済団体連合会も安倍政権の誕生を機に、政府との関係を再び強化しようと動いた。2012年12月18日、経団連は安倍総裁を招き、民主党政権下で中断していた政治家と直接対話する「政経懇談会」を再開した。

   しかし、この懇談会に米倉弘昌会長は風邪による体調不良で欠席。TPP交渉への早期参加の表明や円高是正、原発の再稼働、日中関係の改善など、安倍総裁へ「直談判」したいことは山のようにあっただろうが、そうはいかなかった。

   そもそも、米倉会長は衆院選中の12月10日の記者会見で、安倍総裁がテレビ番組で消費増税に慎重と受け取れる姿勢を示したことを批判していた。12日に米倉会長が「おわび」の電話を入れるなど、ぎくしゃく。25日にようやく、衆院選後初めて安倍総裁に直接会って事情を釈明し、謝罪した。

   一方、楽天も2011年に「原発再稼働」を求める経団連に対して「意見が合わず」、経団連を脱退した経緯がある。

   「オールドエコノミー」の経団連に対して、インターネットをもっと積極的に、国家的に活用していくことを提唱する新経連。財界では新興勢力の扱いにとまどっていたが、安倍・自民党の圧勝で一気に政権との距離を縮めようとしていることは確かなようだ。

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