クリスマスの羽田空港で突然「第九」演奏 160人が「フラッシュモブ」

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   クリスマスイブの2012年12月24日、事前の予告抜きで歌や演奏を突然披露する「フラッシュモブ」のパフォーマンスが羽田空港で行われ、出発前の旅行者を驚かせた。

   12時半頃、国内線第1ターミナルのイベント広場に楽器を持った私服姿の集団が三々五々集合。最後はオーケストラや合唱団合わせて160人が一体になってベートーベンの交響曲「第九番」を披露した。

NPO法人「国境なき子どもたち」が企画

オーケストラと合唱団160人が突然羽田空港に出現、旅行客を驚かせた。写真左奥が指揮者、手前がハンドベル楽団「ベルスター」
オーケストラと合唱団160人が突然羽田空港に出現、旅行客を驚かせた。写真左奥が指揮者、手前がハンドベル楽団「ベルスター」

   イベントは、東日本大震災の被災地に楽器を贈る支援活動をしているNPO法人「国境なき子どもたち」が企画。大日本印刷の社員などでつくる「DNPフィルハーモニック・アンサンブル」や、日本航空(JAL)の客室乗務員(CA)で毎年結成されるハンドベル楽団「ベルスター」などが出演した。11月初旬から週1回、天王洲アイルのJAL本社に集まって練習を続けてきたという。

   羽田空港でフラッシュモブが行われるのは初めてで、航空会社のスタッフがフラッシュモブを行うのは、エールフランスやキャセイパシフィック航空など世界でも数例しか知られていない。

   フラッシュモブの後は、「ベルスター」がクリスマス恒例の演奏を披露した。

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