富山市で2010年4月、不動産会社役員の夫妻が殺害され自宅が放火された事件に絡み、富山県警は12年12月22日、殺人などの疑いで同県警の現職警部補を逮捕した。新美恭生県警本部長は「痛恨の極み。ご遺族、県民の皆様に深くおわび申し上げます」と謝罪した。
逮捕されたのは暴力団員逮捕の内部情報を知人に漏らしたとして逮捕・起訴され休職中だった警務部付の警部補、加野猛容疑者(54)で、「私がやったことは間違いない」と殺害の事実を認めているという。加野容疑者と夫妻は長年交流があったとされ、2人の
首を絞めて殺害した際に使ったひもや灯油を犯行前に準備していたとみられるという。