ペニーオークションサイト詐欺事件をめぐり、サイバーエージェントは運営する「Ameba」の著名人オフィシャルブログでの対応策を2012年12月20日、発表した。
サービスや商品を紹介する際のガイドラインの見直しのほか、違反したブロガーへの罰則、不正業者などへの対応策もあわせて実施する。
警告に応じなければ削除
ブロガー向けのガイドラインに「ブログ記事内での偽装行為の禁止」という項目を追加して改定、20日から運用を開始する。また、2013年1月から順次、商品やサービスの紹介については、同社の審査を通過したものについて紹介・提供を受けて書いたと、一目で読者に分かる表示を記事内でおこなうよう徹底する。
違反ブロガー、不正業者への対応も20日から開始する。
ガイドラインに違反するブログ記事の投稿などが行われた場合の対応としては、警告をおこなった上、改善が見られない場合、該当ブログ記事の削除、オフィシャルブログからの削除、アカウントの停止などの措置を行う。
直接著名人ブロガーに対して企業の情報や商品を紹介する企業に対しては、「ブログ記事内での関係性の明示」がなされていないものや違法性のあるものなど、読者の利益を損なう危険性があると判断した場合は、その企業に対して警告を行う。改善が見られなければ、該当企業のサービスやホームページへの誘導が出来ないようシステム対応をするという。
サイバーエージェントの「Ameba」著名人オフィシャルブログでは、ペニーオークションサイトで実際には落札していないにもかかわらず「落札した」などと複数の芸能人が嘘の記事を書いていた。
同社では、今回の対応について「ステルスマーケティングの撲滅と健全なサービス運営に努めてまいります」とコメントしている。