「週刊朝日は杜撰すぎる」
「手術数でわかる-」の広告企画に絡む日本肝胆膵学会の告知文は大きな話題となり、朝日新聞出版に多くの問い合わせが寄せられたことから同社は12月20日、報道各社にコメントを発表した。
その内容を要約すると、朝日新聞出版が宮崎理事長に依頼したのは、「手術数でわかる-」の企画広告のページに掲載されるインタビューだったという。インタビュー取材はすでに終わっており、宮崎理事長が「一切関わりを持っておりません」としたことについて、逆に「当惑しております」と言う。
しかし、宮崎理事長は、ムック本にインタビューが掲載されることに「関わりを持っておりません」と言っているのではなく、了解なしに企画広告集めの案内文に「取材協力 日本肝胆膵外科学会 理事長 宮崎勝」と記されたことについて怒っているのであり、大きなズレがある。
朝日新聞出版はJ-CASTニュースの取材に対し、多くの医療施設に送付した広告企画の募集案内について「朝日新聞出版の社名ではなく、広告会社の社名で送っていた」と答えた。つまり実際の営業は、広告会社に任せていたというのだ。ただし「取材協力-」と書かれた広告企画の案内文について、「(朝日新聞出版側の)担当者は文書を見ていたが、広告会社は理事長の了解を得たものだと思っていた」と回答した。
肝胆膵外科学会と週刊朝日、朝日新聞出版のトラブルを巡り、ネットの掲示板には多くのスレッドが立ち上がり、「橋下市長の記事といい、週刊朝日はやることが杜撰すぎる」「ほとんど詐欺」「広告料払ってくれれば『いい病院』として紹介するのか?」などの冷ややかな意見が圧倒的多数を占めた。