13年1月1日をにらんで再び「生活」に戻る?
「日本未来の党も、小沢氏が出て行くことになろう」――。
政治評論家の有馬晴海氏は12月17日付サイイケイスポーツの連載コラム欄にこんなことを書いている。実は、生活は今も解党しておらず、その理由は衆院選が終わるまでの間の便宜的なものとされている。代表は12月10日付けで小沢氏から参院議員の主浜了氏に変更されているが、有馬氏は、小沢氏らは政党助成金の支給基準日の13年1月1日をにらんで再び生活に戻るとみる。つまり、このコラムの内容は、滋賀県の嘉田由紀子氏知事のイメージに期待を寄せて未来の代表に担いだもののアテが外れたため、小沢氏らが袂を分かつ考えというのだ。
ただ、これについて前出の平野氏は「勘ぐりすぎだと思う」と否定的だ。
「流れの中で変化はあるかもしれないが、未来にこめた心情や理念は変わらないはず。将来のことは別にして今は未来を土台にした活動しか考えてはいないでしょう」。
衆院9人の小政党の「一兵卒」で、70歳を迎えた「剛腕」・小沢氏の今後が見ものではある。