政治への無関心は「考えずに楽しく生きよう」という「甘え」だ  
「政治家追っかけタレント」春香クリスティーンさんに聞く

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自分から動くこと、受動的にならないこと

――「選び取る」というプロセスを避けている部分があるんでしょうね。

春香 討論し合って、広いマインドで若いうちから刺激を受けて、自分の考えを成長させることが大事。日本の人は、すごく調べる力も高いし暗記力もある。それを生かしきれておらず、もったいないです。外国では暗記に力を入れている訳ではありませんが、推理、推測は非常に上手ですね。せっかく持っている知識を活用できず、もったいないですね。
   スイスの中学校では、講堂に各政党の青年部がやってきて、政策について討論会を開いていました。「各党は、こういう意見を持っている」ということを知る機会があったわけです。そういう意味では、政治との距離は近かったですね。若いうちから政治に触れていることは大事で、政治に対する恐怖感はなくて、「いつの間にか溶け込んでいる」という感じです。

――最後に、日本の若者に望むことを聞かせてください。

春香 自分から動くこと、受動的にならないこと。情報収集を自分でやってみる。ツイッターで少しでも国会議員をフォローしてタイムラインを入れてみるだけでも、かなり違うと思います。ただ、公示後は候補者がツイッターの更新ができなくなったりと、ネットに関する法律が厳しすぎて…。そこは時代に合わせて欲しいですよね。投票率を上げるためにも、ネットを活用した選挙が身近になればいいと思います。

春香クリスティーンさん プロフィール
はるか・クリスティーン 1992年、スイス・チューリッヒ生まれ。父親が日本人で、母親がスイス人。高校2年で単身来日し、現在は上智大学文学部新聞学科に在学中。大学に入学した頃から国会議員の「追っかけ」を始め、多いときには週に2~3回国会に通う。タレントとしてバラエティー番組やクイズ番組でも活躍している。


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