スキャンダルにまみれた3人は…
W不倫や「ぶって姫」――。15 人の中にはスキャンダルにまみれた候補者もいた。日本未来の党から出馬した青木愛氏(47)と姫井由美子氏(53)、そして民主党に残って立候補した田中美絵子氏(37)の3人だ。
東京12区から出馬した青木氏は、公明党の前代表・太田明宏氏(67)のリベンジを許した。同氏は2010年に小沢一郎氏とその政策秘書という2人の妻子ある男性との不倫疑惑が週刊誌に大きく報じられた。
同じく未来の党公認で千葉8区から出馬した姫井氏は2006年の参議院選挙で自民党の片山虎之助氏(77)を破り、「姫の虎退治」として脚光を浴びた。しかし翌07年には不倫関係にあった元高校教師から2人の赤裸々なエピソードが暴露され、「ぶってぶって」と言いながら過激なプレイを求めたというエピソードから「ぶって姫」とのあだ名まで付けられた。参院議員を辞職して落下傘候補として出馬した今回は、「千葉から政治を立て直します」とブログに記して精力的に活動したが、地元に支持が浸透しないまま自民、民主候補らの後塵を拝した。
民主党に残った田中美絵子氏は2012年6月に国交省の50代キャリア官僚との不倫スキャンダルが取りざたされた。東京のJR大崎駅構内でキスをする写真やホテルに向かう姿が週刊誌に掲載されたのだ。
同氏はコスプレ風俗ライター、ヌード女優など異色のキャリアを経て、2009年の衆院選では石川2区で自民党の森喜朗元首相と接戦を演じ、知名度も高かったが、民主への逆風に加え、不倫記事も影響した。