「まさか本当にこれほど差がつくとは」。第46回衆院選・民主党開票センターが設置された東京港区のホテルの会場がざわめいた。午後8時の投票の締め切り時間を迎え、会場に置かれたテレビは、「自民党が単独過半数」など各メディアが報じる出口調査の結果を次々に映し出した。
ほどなくステージに上った大塚耕平政調会長代理がテレビ局のインタビューに応じ、こわばった表情で「大変厳しい結果だ」と述べた。次に姿をあらわした細野豪志政調会長も終始厳しい顔で、「私を含めた今の執行部の責任は免れない」などと答えていた。当選者の名前にバラをつけるボードは、使用されることなく白いままだった。