「義務だから投票する」どこか醒めている若者たち 投票日、渋谷で聞いてみた

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周囲と「政治の話をする」は半数に留まる

   それを読み解くヒントが、若者たちの「選挙に行った理由」から見えてくる。自由回答を含むいくつかの選択肢から選んでもらったのだが、圧倒的に多かったのは「義務だと思ったから」。9割近くの人がこの答えを選び、逆に「政治を変えたい」「応援している候補や政党がある」といった積極的な理由はごくごく少数に留まった。

   また「政治の話を友達とするか」という問いには、投票した人、しなかった人を問わずほぼ半数が「NO」。つまり、

「選挙に『行かなきゃ』とは感じているけれど、周りに対してそれを強く主張する、あるいは議論しよう、とまでは思わない」

というのが、今の若者の実態らしい。

   若者の政治参加をめぐる議論では、「有権者としての義務」「投票しなければならない・すべき」といった論が多い。こうした論調が影響しているかもしれない。

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