SNSから住所特定、大量メール送りつけ… 「サイバーストーカー」恐怖の手口

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ほとんどのストーカーはネットで情報収集

   ストーカーの悩み、トラブルなどを解決する民間の相談センター「SP解決センター」によると、サイバーストーカーの相談はここ1年で目に見えて増加したという。

   急増の理由は、スマートフォンやSNSの大流行と見ている。スマートフォンを購入した人が気軽にSNSを始め、そこで実名や住所、出身地、勤務先、友人や家族などを書き込んでしまい、付きまといの材料になってしまう。具体的にはFacebookやmixiで個人情報を入手し、ツイッターで行動パターンを把握する、ということが多いそうだ。

   最近は物理的なストーキング行為を働く人のほとんどがインターネットを利用して相手の情報を収集しているため、従来のストーカーとサイバーストーカーの垣根がどんどんなくなってきているという。

   被害者は接客業やナイトワーク関係者など、ネームプレートで名前がわかってしまう職業の人が多い。例えばストーカーが飲食店の店員に恋愛感情を抱き、名札に書かれていた名前で検索するとSNSのページなどが見つかる。これに顔写真を載せていればすぐに特定され、付きまといにつながってしまう。

   自分でできる対策としては、「むやみに個人情報を公開しない」ことに尽きると話す。例えばFacebookでは、身元が割れるような情報は友人までの公開設定にし、無意味に公開しない。写真をアップロードするときは撮影した場所が表示されてしまうので、スマートフォンのカメラのGPS機能をオフにしておく、といった対策をとる必要がある。

   ツイッターでも、今いる地名をツイートしたり、有名なスポットの名前を挙げてツイートしたりといった、具体的な記述は避けるべきだという。とにかく具体的な情報は発信しない、個人情報は限定公開にする、というのが重要だ。

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