投票しない若者、「無関心」と「何も変わらない」に二極化 
学生団体 ivote代表・上中彩慧さんに聞く

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ツイッターやフェイスブックを見て判断したい

上中 就活が1年後に迫っているので、就活対策や雇用の問題に一番関心があります。人柄を見ることも大事なのですが、なかなか街頭演説を見る時間がないので、ツイッターやフェイスブックを見て判断しようと思います。

――そこで問題になるのが、選挙期間中のネット利用が解禁されていない、ということです。2010年には与野党の合意までできていたのに、政局の混乱で法案が提出できないままになっています。

上中 延び延びになってしまっていますよね。次の参院選こそは、と思っているんですが…。ネットが閉じられていることも、若者が近づきにくくなっている一因だと思います。

―― 仮にネット利用が解禁された場合、候補者にはどんな風に活用して欲しいですか。

上中 政策をアピールしていただくのはもちろんですが、街頭演説を流して欲しいと思っています。それが流れるだけで、実際に街頭演説が行われた時も「ちょっと見に行ってみよう」と、意識が高まるはずです。ネットの世界はネットの世界だけで完結すると思われがちですが、実際はそんなことはなくて、現実世界と「つなげる」ツールだと思っています。この特性を活かして欲しい。

上中彩慧さん プロフィール
うえなか・さえ 1992年東京都生まれ。学習院大学法学部在籍。大学1年生の時に神奈川県議会議員の事務所でインターンシップを経験、そしてその後、スタッフとして勤務。 1年の秋から加入したivoteで今夏から代表を務める。渋谷のクラブで議員と若者のハロウィンパーティーや女性議員と女子大生で行う「女子会ivote」などを開催。


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