「ペニーオークション(ペニオク)」と呼ばれるインターネットオークションのサイトが詐欺容疑で摘発されたが、ほしのあきさん(35)をはじめ、数々のタレントがブログでペニオクのサイトをステルスマーケティング(ステマ、宣伝と気付かせないような宣伝行為)していたことが明らかになっている。
実際に落札していないのに落札したように見せかけた内容もあり、さらに謝礼を受け取っていた人もいる。タレントのブログなどで日常的に行われているステマが芸能界を広く汚染していることが発覚した形だ。
「友人から依頼受けてブログ書き、30万円受け取った」
2012年12月7日に運営者が詐欺容疑で逮捕された「ワールドオークション」というペニオクのサイトについて、タレントのほしのあきさんは10年12月、「友達から教えてもらったワールドオークションで、1080円でプラズマクラスターの空気清浄機を落札した」というブログ(現在は削除)を投稿した。
しかし12年12月13日、この記事について「友人から私的に依頼を受け、オークションで落札せず現物を受け取った。友人に指示されたとおりの文面を掲載した」としてブログで謝罪。ほしのさんの所属事務所は「タレントの松金ようこさんに『30万円あげるから』と持ちかけられて書き、現金30万円を受け取っていた」と説明しており、「今後の経緯を見ながら処分を検討する」としている。
タレントの熊田曜子さん(30)も、ウェブテクノロジーが運営する別のペニオクを宣伝するブログを松金さんに依頼されて書いたことを認めた。松金さんの所属事務所は公式サイトで報道を認め謝罪し、「今後の経緯を見ながら、処分を検討していく」と発表している。