自民単独で300議席確保? 衆院選「終盤」世論調査を読む

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民主激減、「70議席を割り込む可能性」

   一方、民主党への「逆風」は一段と強まっている。朝日新聞は「民主は80議席を切る可能性がある」と、激減を予測。日本経済新聞は「70議席を割り込む可能性もある」と報じた。読売新聞は「民主党は現職閣僚も苦戦を強いられる厳しい状況」と書いた。

   たとえば、7選を目指す田中真紀子文科相の新潟5区もその一つ。熾烈な争いが続いている。元山古志村長で自民党の長島忠美氏と日本維新の会の米山隆一氏が田中氏を猛追しており、メディアは「田中王国 迫る危機」(産経新聞12月3日付)、「5区田中に危機感」(時事通信12月11日付)と伝えている。

   「第2極になる」(石原慎太郎代表)と鼻息が荒かった日本維新の会は、橋下徹代表代行のお膝元の近畿で健闘しているが、全国的なブームをつくれず、50議席に届くかは微妙だ。日経新聞は、「比例区で民主に次ぐ30議席程度を確保しつつあるが、小選挙区では5議席を固めた程度」と報じている。

   日本未来の党、みんなの党も10議席台程度にとどまる見通しで、第3極は日本維新の会、みんなの党、未来の3党あわせても100議席にも満たない情勢だ。

   ただ、どのメディアも小選挙区と比例区のいずれも投票態度を決めていない有権者も多く、流動的なことも付記している。

   読売新聞によると、「無党派層の5割は投票する候補を挙げていない」という。

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